気になる女性とのデートだと張り切りすぎてしまい、空回りする男性は多いです。
「喜んでくれるだろう」と思ってしたことが、逆に機嫌を損ねてしまったという経験は一度はあるでしょう。
女性は男性を良く見ているため、男性の立ち振る舞いが不自然だと違和感を覚えます。
違和感の積み重ねは信頼感がなくなり、あなたへの想いが冷めてしまうこともあります。
そこで今回は、間違ったデートマナーと正しいエスコート法についてご紹介します。
気になる女性とのデート前にぜひ参考にしてみてください。

3つの間違ったデートマナー

頑張りすぎる男性がしがちな間違ったデートマナーを解説します。
自分が今までしたことがないかどうか、確認してみましょう。

とにかく女性に荷物を持たせない

女性に重たい荷物を持たせないのはマナーの基本です。
力がありそうな女性でも「女性らしく扱ってほしい」という気持ちは変わりません。
大きな荷物や重そうな荷物を持っていたら、さり気なく変わってあげると良いでしょう。
しかし、あくまでも適切な場面で行うことが大切です。
荷物をいくつも持っていたり、重そうな様子だったりすれば代わりに持ってあげると良いです。
そうではなく、小さなバッグや紙袋であればわざわざ持ってあげる必要はありません。
女性も大人のひとりであり、自分の荷物くらい自分で持ちたいと思います。
荷物を全て持たれて、手ぶらになるのは女性も手持ち無沙汰で不安になってしまいます。
女性の様子を見て、持ってあげるべきかどうかを判断しましょう。

サプライズで遠出に連れ出す

せっかくの誕生日やイベントには遠出したいと思う方は多いです。
しかし、事前に何も言われずに当日「旅行に行こう！」「高級レストラン予約したよ」と言われても、女性を困らせてしまいます。
旅行であれば準備がいりますし、高級レストランであれば適した服装である必要があります。
せっかくの記念日なのに険悪なムードにならないために、事前に一声かけておくと良いでしょう。
サプライズが好きな女性は多いですが、一歩間違えれば大失敗となるので避けた方が無難です。

女性の悩みに本気でアドバイスする

気になる女性から悩みを相談されれば、頼られていると嬉しくなります。
悩みを解説してあげたい、力になってあげたいと思う気持ちは素敵です。
しかし、多くの女性は本気でアドバイスを求めているわけではなく話を聞いて欲しいと思っています。
それなのに大人の男性として「～した方が良い」「～は間違っている」と真面目に指摘されれば、がっかりさせてしまうでしょう。
女性の話に親身に耳を傾けて「大変だったね」「大丈夫？」と共感して優しい言葉をかけるだけで充分です。
間違っても女性を注意したり、自分の体験談を語ったりしないように気をつけましょう。

正しいエスコート方法

続いて、正しいエスコート方法をご紹介します。
自分をかっこよく見せるためではなく相手を一番に思うことが大切です。
少し意識するだけで簡単に取り入れられるものが多いので、ぜひ実際のデートで活用してみてください。

ルールに縛られすぎずに席へ誘導しよう

レストランで女性を席に進める際、上座の奥側を進めるのが一般的なマナーです。
しかし、店内の席配置や立地の条件によっては上座ではない方を進めるのが良いです。
高層タワーの夜景が見えるレストランであれば、上座・下座関係なく女性の視界に夜景が映る席へ案内しましょう。
庭園が見える食事処でも同様です。
自分が窓際に座り、女性が景色を見ながら食事を楽しめるよう気遣いましょう。
また、お店によってはテーブル席にソファーと椅子2つが置かれている場合もあります。
一般的にソファー側は上座ですが、万が一下座側だった場合でもソファーは女性に譲るのがマナーです。
女性は荷物が多いので、広い席でゆっくりしてもらうためです。
「女性は上座」というルールに縛られず、臨機応変に対応しましょう。

食事中も気を抜かないようにしよう

食事をより楽しんでもらうために、食べている時も女性への気遣いを忘れないようにしましょう。
レストランまでのエスコートが完璧でも、食事中に気を抜いてしまえば台無しになってしまいます。
グラスが空きそうになれば声をかけ、お店の人への注文も男性が主導で行えると良いです。
また、仕事の話ばかりしたり、黙ってばかりだったり、ネガティブな話題ばかりでは楽しい時間は過ごせません。
食事中が最もゆっくり話せる時間なので、話題力や会話力、傾聴力の見せ所です。
普段から話題の情報収集を欠かさずに、楽しませるスキルがあると良いでしょう。
また、会計時も気を付けたいポイントです。
一般的には食事代は男性が支払うのが多いですが、奢られるのが苦手な女性もいます。
女性から割り勘を求めてきたら断るのではなく「じゃあ、後で飲み物買って欲しいな」と一声添えましょう。
奢られる申し訳なさが軽減し、気の利いた優しい人だなと思ってくれます。

トイレを待つ時も優しさを見せよう

トイレのために男性を待たせるのは気が引けてしまいます。
女性はトイレで化粧直しや髪形と服装のチェックを行うので、自然と時間がかかります。
待たせてしまっているな、と女性に思わせないためにも「近くの店見てるから気にしないでいいよ」や「俺もトイレ行くからゆっくりしてきて」など優しいひと声をかけてあげると良いでしょう。
更に、買い物した袋を持っている時には「持っておくよ」と気遣えると好感度アップにつながります。
女性の鞄にはメイク用品やケアセットが入っているので、代わりに持つのは買い物袋だけで充分です。
また、トイレから戻ってきた際に、暇そうにスマホを使っている姿を女性に見られないように気をつけましょう。

 

今回はデートマナーについてご紹介しました。
40代・50代の男性は、これまでの積み重ねでエスコート方法を自然と心得ている方も多いでしょう。
しかし、女性のための行動が逆効果になるケースもあるので、今一度正しいデートマナーを見直してみてください。
大人なデートをエスコートできるのは40代・50代の方だけです。
大切なのは女性を思いやる気持ちなので、まずは難しく考えすぎずに「女性を喜ばせてあげたい」「安心させてあげたい」という気持ちがあれば、自然とエスコートできます。
女性の気持ちや恋の行方まで“エスコート”できるよう、さらに磨きをかけましょう。