交際クラブ情報局
予防は男の責任!!感染者激増中!?今さら聞けない性病、性感染症を4つ解説します!
梅毒患者が増えているというニュースがありました。
『梅毒患者が急拡大 かつて診断少ない「幽霊病」 前年比1.6倍、感染気づかぬケースも』(毎日新聞)
日本では性教育が未熟でセックスについてだけではなく、妊娠や出産、男女の生理、性病、性感染症についての知識が薄いようです。
大人の遊びができるみなさんには釈迦に説法かもしれませんが、有名な性病、性感染症についてぜひ知っておきましょう。ほとんどの病気は薬で容易に治療が可能です。
性病について知っていることは、パートナー女性に対する義務であり、紳士のたしなみです。交際クラブ男性ならば当然移らない、移さないようにしましょう。
クラミジア
クラミジアは非常にメジャーな性病の1つです。20代前後の女性の2~3割が感染しているというデータもあり、セックスをしている場合は注意が必要です。自覚症状もない人が多く、自分が感染していることを知らないままパートナーに移してしまうということが非常に多いのです。
女性だけではなく男性も感染し、適切な治療を行わないとどんどん他人へ感染させていくことになります。クラミジアの潜伏期間は1週間から3週間、その後症状が出る人もいますし、目立った症状がなく気づかない人もいます。
症状は、女性の場合は進行すると子宮そのものの病気(子宮内膜炎)などのリスクが上がります。
男性の場合は、排尿時の軽い痛みなど非常に軽いため、自覚できないことが多いのですが、進行すると、尿道炎や精巣上体炎になり不妊の原因になることがあります。
治療法は、抗生物質の投与になります。アジスロマイシンなどを服用して回復を待ちます。しっかりと服用すれば治る病気なのでそれほど恐れることはありません。クラミジアは性器に限らず粘膜にクラミジア・トラコマティスが存在すると感染するため、オーラルセックスなどでも危険があります。
コンドームを使用するとともに、事前にパートナーともどもクラミジアに感染していないか検査するといいでしょう。なお、クラミジアにかかっていると、HIVへの感染率が大幅に高まるという研究結果もあり注意が必要です。
淋病
淋病はその名のとおり「淋しい病気」として、セックスによって感染する性病として昔から知られてきました。淋菌によって感染する症状は劇的で、膿が出たり尿道に激しい痛みを伴ったりするため、我慢することができません。
予防せずにセックスした場合の感染率は約30%で、かなり高い確率です。性器の接触だけでなく、肛門やのどの粘膜からも感染するため、コンドームだけでは防ぎきれない病気でもあります。つまり、セックスをしない風俗などであっても感染する可能性があるというわけです。放置すると男女ともに髄膜炎や敗血症になる危険性もあり、また生殖能力にも影響を与えてしまうため不妊になることがあり、放置することはできません。
感染から発病までの潜伏期間は2日~7日で遅くとも1週間以内には自覚症状が出ます。不特定の異性とのセックスや風俗に行った場合など、心当たりのある場合はまず淋病の可能性を疑ってみましょう。病院に行って検査すれば、すぐにわかります。
治療法も容易で、かつては非常に重篤な病気でしたが、特効薬のペニシリンの開発によって簡単に治るようになりました。ただし、簡単に治るからといって予防を怠ると、さらに深刻なHIVなどの性病になる危険性が格段に増しますので注意が必要です。
感染が分かった場合は、治療期間はセックスなどはもちろん禁止ですし、以降もきちんと病気の予防をすることが必要です。淋菌は自然の中にも存在しますので、リスクをゼロにすることはできません。オーラルセックスをするなということではありませんが、定期的に検査を行うなどして感染する(させる)リスクを減らしていくことが大切です。
梅毒
冒頭で紹介した梅毒です。野口英世の世界的な研究によってその病巣が解明されました。梅毒は古くからある性病の1つで、症状の重さからして、危険な病気になります。梅毒トレポネーマ・パリダム(TP)という病原体によって感染するもので、セックスのほかキスなどでも感染の可能性があります。要は粘膜の接触が危険だということです。
感染後、潜伏期間10日~30日経過後、亀頭や小陰唇など性器に「しこり」ができます。特に痛みなどはなく放っておくと、鼠径部のリンパ節などにも「しこり」ができますがやがてそれも消えます。しかし、それは治癒したことを示すものではなく、病原体が体内に潜伏し次のステージへ移ったことを意味します。その後3か月くらいすると第2期になり、今度は全身の皮膚や口内の粘膜などに腫れや色斑ができます。
この段階でも特に強い痛みなどはありませんが、明らかに普通ではない色斑なので気づくはずです。しかし、その状態を放置するとさらに次の段階へ移行します。3年~10年経過すると第3期になります。この段階になると梅毒がだんだんと中枢神経を侵していきます。
皮膚や骨、筋肉などにしこりや腫瘍ができてしまう状態です。ここに至る例は現在ではまれですが(それまでに気づいて治療します)、この段階になるとかなり重篤な状態です(ただし、まだ治療は可能です)。最終段階は脳や中枢神経が梅毒に侵されてしまう状態です。歩行困難や認知障害、マヒなどが起きてしまい日常生活ができなくなります。そして死に至るというものです。
ただ、ペニシリンなどの抗生物質の投与によって内科的に治療が可能ですので、原因不明の色斑や性器周辺にしこりができた場合は、梅毒の可能性を疑って病院に行きましょう。検査ですぐに判定できます。
HIV
発症するとエイズ、非常に有名な性病です。発症すると、免疫不全によってカンジタやヘルペスが全身にできて、その他病原菌によって簡単に病気になってしまい死に至ります。
- HIV:エイズを発症するウィルスに感染した状態。キャリア
- エイズ:HIVウィルスが発症し、免疫不全症候群になった状態
先進国では減少していますが、日本「だけ」が増えている状況です。病気への周知理解が不足していて、予防策が実効的ではないことが原因として挙げられます。感染源は同性、異性間を問わず性行為がほとんどです。血液や精液、膣分泌液に多くHIVウィルスが含まれて、粘膜の接触で感染します。唾液などにもありますが、バケツ1杯飲むくらいで感染するようなので、キスのリスクは高くありません。
ただ、口内が出血していると可能性はあります。予防方法は何といってもコンドームの適切な使用です。同性、異性間のセックスを問わず、コンドームによって粘膜とウィルスが触れなければ感染は避けられます。なお、クラミジアなどのほかの性病に感染していると、同じセックスでも感染のリスクが飛躍的に高まりますので、それらの予防の意味でもコンドームは使用しましょう。
現在では抗HIV薬によって、エイズ(免疫不全が発症した状態)の発症を防ぐことができます。エイズは死の病気ではなく、薬の服用でコントロールできる高血圧や高尿酸値血症(痛風)と同じくらいのリスクになりました。ただし、エイズ発症前にHIV感染が分かった場合であり、免疫不全が発生すれば依然死の病です。
エイズが発症しなければ健康的に日常生活を送れますので、何はなくとも自分がHIVに感染しているかどうかを知ることが大切です。だいたい、感染から3か月くらいで、本当にHIVかどうかが検査でわかります。
不特定多数とのコンドームのないセックスは避けるべきですが、心当たりのある方は検査を必ず行ってください。なお、自分が献血する際のHIVの検査は禁止されています(赤十字側でHIVの検査はしますが通知はされません。肝炎などは本人通知されます)。
性病かと思ったら・・・何科の診察を受けるべき?
性病かどうかを判断する場合、病院の何科へ行けばよいか、男性の場合は泌尿器科、女性の場合は(産)婦人科か泌尿器科になります。
男性の場合、産婦人科で受診はできませんので(知っている医師なら診てくれるでしょうが)、必然的に泌尿器科へ行くことになります。また、性器周辺だけでなく、そのほかのところにヘルペスなどができてる場合は皮膚科でも構いません。
皮膚科と泌尿器科を兼ねているところも多いので、そちらがあればそこで受診すれば問題ありません。知っている内科などで、いきさつを話すことができればそちらでも処方が可能かもしれませんが、検査キットが準備されていないこともありますので、やはり専門科に行ったほうがいいと思います。
病院へ行く際は、風俗など不特定の人とのセックスが原因と思われる場合は1人で行くしかありませんが、そうではなく、特定のパートナー(交際クラブ女性の場合も)とのセックスが原因と思われる場合は、その人も一緒に行くことをお勧めします。どちらが原因かわからないからです。また、不特定の人とセックスしてしまった後に、パートナーとセックスしてしまった場合は、病気を移してしまっている場合も考えられますので、説得をしてパートナーと一緒に行きましょう。
性病を知ることで、男性としての責任で女性を守ってください!
梅毒患者が増えているというニュースがありました。
『梅毒患者が急拡大 かつて診断少ない「幽霊病」 前年比1.6倍、感染気づかぬケースも』(毎日新聞)
日本では性教育が未熟でセックスについてだけではなく、妊娠や出産、男女の生理、性病、性感染症についての知識が薄いようです。
大人の遊びができるみなさんには釈迦に説法かもしれませんが、有名な性病、性感染症についてぜひ知っておきましょう。ほとんどの病気は薬で容易に治療が可能です。
性病について知っていることは、パートナー女性に対する義務であり、紳士のたしなみです。交際クラブ男性ならば当然移らない、移さないようにしましょう。
クラミジア
クラミジアは非常にメジャーな性病の1つです。20代前後の女性の2~3割が感染しているというデータもあり、セックスをしている場合は注意が必要です。自覚症状もない人が多く、自分が感染していることを知らないままパートナーに移してしまうということが非常に多いのです。
女性だけではなく男性も感染し、適切な治療を行わないとどんどん他人へ感染させていくことになります。クラミジアの潜伏期間は1週間から3週間、その後症状が出る人もいますし、目立った症状がなく気づかない人もいます。
症状は、女性の場合は進行すると子宮そのものの病気(子宮内膜炎)などのリスクが上がります。
男性の場合は、排尿時の軽い痛みなど非常に軽いため、自覚できないことが多いのですが、進行すると、尿道炎や精巣上体炎になり不妊の原因になることがあります。
治療法は、抗生物質の投与になります。アジスロマイシンなどを服用して回復を待ちます。しっかりと服用すれば治る病気なのでそれほど恐れることはありません。クラミジアは性器に限らず粘膜にクラミジア・トラコマティスが存在すると感染するため、オーラルセックスなどでも危険があります。
コンドームを使用するとともに、事前にパートナーともどもクラミジアに感染していないか検査するといいでしょう。なお、クラミジアにかかっていると、HIVへの感染率が大幅に高まるという研究結果もあり注意が必要です。
淋病
淋病はその名のとおり「淋しい病気」として、セックスによって感染する性病として昔から知られてきました。淋菌によって感染する症状は劇的で、膿が出たり尿道に激しい痛みを伴ったりするため、我慢することができません。
予防せずにセックスした場合の感染率は約30%で、かなり高い確率です。性器の接触だけでなく、肛門やのどの粘膜からも感染するため、コンドームだけでは防ぎきれない病気でもあります。つまり、セックスをしない風俗などであっても感染する可能性があるというわけです。放置すると男女ともに髄膜炎や敗血症になる危険性もあり、また生殖能力にも影響を与えてしまうため不妊になることがあり、放置することはできません。
感染から発病までの潜伏期間は2日~7日で遅くとも1週間以内には自覚症状が出ます。不特定の異性とのセックスや風俗に行った場合など、心当たりのある場合はまず淋病の可能性を疑ってみましょう。病院に行って検査すれば、すぐにわかります。
治療法も容易で、かつては非常に重篤な病気でしたが、特効薬のペニシリンの開発によって簡単に治るようになりました。ただし、簡単に治るからといって予防を怠ると、さらに深刻なHIVなどの性病になる危険性が格段に増しますので注意が必要です。
感染が分かった場合は、治療期間はセックスなどはもちろん禁止ですし、以降もきちんと病気の予防をすることが必要です。淋菌は自然の中にも存在しますので、リスクをゼロにすることはできません。オーラルセックスをするなということではありませんが、定期的に検査を行うなどして感染する(させる)リスクを減らしていくことが大切です。
梅毒
冒頭で紹介した梅毒です。野口英世の世界的な研究によってその病巣が解明されました。梅毒は古くからある性病の1つで、症状の重さからして、危険な病気になります。梅毒トレポネーマ・パリダム(TP)という病原体によって感染するもので、セックスのほかキスなどでも感染の可能性があります。要は粘膜の接触が危険だということです。
感染後、潜伏期間10日~30日経過後、亀頭や小陰唇など性器に「しこり」ができます。特に痛みなどはなく放っておくと、鼠径部のリンパ節などにも「しこり」ができますがやがてそれも消えます。しかし、それは治癒したことを示すものではなく、病原体が体内に潜伏し次のステージへ移ったことを意味します。その後3か月くらいすると第2期になり、今度は全身の皮膚や口内の粘膜などに腫れや色斑ができます。
この段階でも特に強い痛みなどはありませんが、明らかに普通ではない色斑なので気づくはずです。しかし、その状態を放置するとさらに次の段階へ移行します。3年~10年経過すると第3期になります。この段階になると梅毒がだんだんと中枢神経を侵していきます。
皮膚や骨、筋肉などにしこりや腫瘍ができてしまう状態です。ここに至る例は現在ではまれですが(それまでに気づいて治療します)、この段階になるとかなり重篤な状態です(ただし、まだ治療は可能です)。最終段階は脳や中枢神経が梅毒に侵されてしまう状態です。歩行困難や認知障害、マヒなどが起きてしまい日常生活ができなくなります。そして死に至るというものです。
ただ、ペニシリンなどの抗生物質の投与によって内科的に治療が可能ですので、原因不明の色斑や性器周辺にしこりができた場合は、梅毒の可能性を疑って病院に行きましょう。検査ですぐに判定できます。
HIV
発症するとエイズ、非常に有名な性病です。発症すると、免疫不全によってカンジタやヘルペスが全身にできて、その他病原菌によって簡単に病気になってしまい死に至ります。
- HIV:エイズを発症するウィルスに感染した状態。キャリア
- エイズ:HIVウィルスが発症し、免疫不全症候群になった状態
先進国では減少していますが、日本「だけ」が増えている状況です。病気への周知理解が不足していて、予防策が実効的ではないことが原因として挙げられます。感染源は同性、異性間を問わず性行為がほとんどです。血液や精液、膣分泌液に多くHIVウィルスが含まれて、粘膜の接触で感染します。唾液などにもありますが、バケツ1杯飲むくらいで感染するようなので、キスのリスクは高くありません。
ただ、口内が出血していると可能性はあります。予防方法は何といってもコンドームの適切な使用です。同性、異性間のセックスを問わず、コンドームによって粘膜とウィルスが触れなければ感染は避けられます。なお、クラミジアなどのほかの性病に感染していると、同じセックスでも感染のリスクが飛躍的に高まりますので、それらの予防の意味でもコンドームは使用しましょう。
現在では抗HIV薬によって、エイズ(免疫不全が発症した状態)の発症を防ぐことができます。エイズは死の病気ではなく、薬の服用でコントロールできる高血圧や高尿酸値血症(痛風)と同じくらいのリスクになりました。ただし、エイズ発症前にHIV感染が分かった場合であり、免疫不全が発生すれば依然死の病です。
エイズが発症しなければ健康的に日常生活を送れますので、何はなくとも自分がHIVに感染しているかどうかを知ることが大切です。だいたい、感染から3か月くらいで、本当にHIVかどうかが検査でわかります。
不特定多数とのコンドームのないセックスは避けるべきですが、心当たりのある方は検査を必ず行ってください。なお、自分が献血する際のHIVの検査は禁止されています(赤十字側でHIVの検査はしますが通知はされません。肝炎などは本人通知されます)。
性病かと思ったら・・・何科の診察を受けるべき?
性病かどうかを判断する場合、病院の何科へ行けばよいか、男性の場合は泌尿器科、女性の場合は(産)婦人科か泌尿器科になります。
男性の場合、産婦人科で受診はできませんので(知っている医師なら診てくれるでしょうが)、必然的に泌尿器科へ行くことになります。また、性器周辺だけでなく、そのほかのところにヘルペスなどができてる場合は皮膚科でも構いません。
皮膚科と泌尿器科を兼ねているところも多いので、そちらがあればそこで受診すれば問題ありません。知っている内科などで、いきさつを話すことができればそちらでも処方が可能かもしれませんが、検査キットが準備されていないこともありますので、やはり専門科に行ったほうがいいと思います。
病院へ行く際は、風俗など不特定の人とのセックスが原因と思われる場合は1人で行くしかありませんが、そうではなく、特定のパートナー(交際クラブ女性の場合も)とのセックスが原因と思われる場合は、その人も一緒に行くことをお勧めします。どちらが原因かわからないからです。また、不特定の人とセックスしてしまった後に、パートナーとセックスしてしまった場合は、病気を移してしまっている場合も考えられますので、説得をしてパートナーと一緒に行きましょう。
性病を知ることで、男性としての責任で女性を守ってください!